誠に申し訳なく存じますが、24年分は予約分で販売終了いたしました。
生産者さんが樹を切ってしまったため、25年以降の出荷予定は未定となります。
和栗は渋皮が剥けなかった
国の機関である「農研機構 *」が、長年の研究開発の下、ついに生み出した画期的な和栗です。
(最近ではぶどうの大ヒット品種「シャインマスカット」を世に送り出しました。)
栗は外側の固い皮(=鬼皮と言います)とその内側に渋皮がついています。
日本の栗は、渋皮が剥けません。
縄文時代から食べられていた長い歴史を持つ栗ですが、現代でも渋皮は剥けませんでした。
隣の中国の『天津甘栗』は、小粒ですが、渋皮が剥け、とても便利な栗です。
そこで天津甘栗を日本でも植えたのですが、渋皮が剥けませんでした。
気候や湿度などが深く関係し、日本では渋皮が剥ける栗はないだろう、と悲観的な憶測が定着していました。
ところが、
渋皮がむける奇跡の栗
2007年。
その概念を打ち破ったのが、この「ぽろたん」です。
研究により、渋皮が剥けるか剥けないかは、ポリフェノールが密接にかかわっていることが分かりました。
いくつもの交配を試験し、「丹沢」と「550-40」というコードネームしかない品種から生まれたのが、この「ぽろたん」です。
ぽろっと皮が剥ける「丹沢」栗、から名前を付けました。
浜松の渥美さんが育てます
生産者は、静岡浜松の渥美さん。りょくけんでは、グレープフルーツや黄金柑など人気商品を栽培しています。
浜松でも山深い場所で滝沢という地域。
畑からは浜松の中心街が一望できます。
桃栗三年柿八年、の言葉通り、ようやく2016年が初生りでした。
少し傷を入れて20分ほど、オーブントースターで焼けば、渋皮が剥けて気軽に召し上がれます。
ホクホクとして、食べ応えもあり、食味も良い、画期的な和栗です。
ご留意点
只今ご予約承り中です。
9月中旬~下旬頃までの期間限定販売。
一時的に同梱不可設定とさせていただいております。
【2022年より期間限定にした理由】
2021年、シーズン後半で茶変する栗が多発してお客様には大変ご迷惑をおかけいたしました。
原因も解決策もいまだ不明であります。
10年以上試験してから登録された品種なのですが、近年、収穫開始から2週間ほど経った果肉が茶変する例が頻発しております(樹齢10年以上の樹に起こる品種の特徴かもしれません)。
他の産地でも問題となっています。収穫開始から1週間は問題が出ていないので、ご提供できる期間を短くさせていただいております。
量目の目安
◆約500g 19粒前後
◆約1kg 38粒前後
※画像はイメージです。
※ 正式名称:国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
お客様の声
Maria様 投稿日:2023年09月16日
おすすめ度: ★★★★★
昨年、初めて注文して、大粒でビックリしました。電子レンジで簡単に、丸っと剥けるのが気持ち良くて満足度が高いです。ホクホク甘くて本当に美味しい栗でした。毎年楽しみです。
【保存方法】
新聞紙などにくるんで冷蔵庫のチルド室へ。
栗は通常、0度で4週間程度保存すると糖度が倍になりますが、ぽろたん栗特有の茶変が出る可能性があるので推奨しません。
お早めにお召し上がりください。
【基本のお召し上がり方】
下準備として、栗の周辺3/4に包丁で切り込みを入れるか、半分にカットします。
加熱方法をいくつかご紹介します。
電子レンジで4分ほど加熱してください。
オーブントースターで20分加熱。香ばしい焼き栗に。フライパンや、魚焼き器でも可能です。
95℃以上のお湯で4分くらい茹でて出来上がり。
※いずれの場合も、冷めると剥きにくくなる傾向があります。
※栗ごはんなどに利用する場合には、それぞれ2/3くらいの加熱時間にすると良いです。
【産地】
静岡県
【生産者】
渥美さん