【Story】

トロピカルな香りと風味にあふれた南国フルーツです。
香りがとても強く、そこにあるだけで、南国気分になれます。
酸味が強く、砂糖を加えたシロップやゼリーが多い中、
こちらはそのままでもとても美味しい生のパッションフルーツ。
初夏から登場する期間限定商品です。
産地は、沖縄本島のすぐ北に位置する徳之島、という赤土の島です。
生産者の富山さんは、以前は一年中暖かい気候を生かし、花を栽培していました。
ところが、農薬中毒で体調を崩してしまい、2015年頃からパッションフルーツの栽培に切り替えました。
固い殻に覆われたパッションフルーツは、ハウス栽培で虫の流入に気を付ければ、ほとんど農薬を使用せずにできるからです。
「パッションフルーツは、楽しい。農薬を使わないで育てられるから。」
食べごろの見極めが肝心
美味しく食べるには、食べごろの見極めが大切です。
「もう食べられないのでは?」と思うくらいシワシワが食べごろです。
外側にカビが生えたとしても中身は大丈夫です(むしろ美味しいくらい)。
皮がツルツルの状態ですと、かなり酸味があります。
皮にシワが寄っていくほど、酸味が抜けていきます。
そろそろかなと思ったものを1玉食べてみて、お好みを見極めるのも楽しいです。
茶こしを使って種を取り除いて果汁だけを食べる方もいらっしゃいますし、
種ごとじゃりじゃり、キウイのように食べる方もいらっしゃいます。
ちなみに、トケイソウの一種で、クレマチスの仲間です。
花の姿が、キリストが磔(はりつけ)にされている姿を思い起こすことから、
受難=Passion(パッション)のくだものという名前がつけられました。
新大陸に渡った宣教師たちがつけた、と言われています。
日本では、時計に似ているので「トケイソウ」の名前があります。
【保存方法】
常温で保管が可能です。
袋に入れて乾燥を防ぎ野菜室で保管すると2週間くらい日持ちします。
【基本のお召し上がり方】
少し皮にシワが寄った頃が食べごろです。
半分に割り、剥がれかかった中の白い皮ごとスプーンですくい、種ごと食べます。
種が気になる方は、茶漉しなどで、果汁だけを漉してお召し上がりください。
ゼリーなどのお菓子の材料、ソース、お酒などに入れると、とても美味しいです。
【産地】
鹿児島県 徳之島
【生産者】
富山さん







