【Story】
収穫後に追熟する、ゆり根
北海道の中央部に位置する、勇払郡 占冠村(ゆうふつぐん しむかっぷむら)で育ちました。
生産者の伊達さんは、収穫後になんと45日間もの間、追熟してから出荷してくださいます。
専用の冷蔵庫で寝かせることで、でんぷんが糖に変わり、甘みが格段に増しています。
このことが、他の生産者さんのゆり根と大きな違いを生んでいます。
12月頭には、糖度30度ほどにもなるそうです。
甘みと深みのある美味しさ、豊かな香りをお楽しみいただけます。
・伊達さんのゆり根畑 (伊達さん提供写真)
4~6年もかかる、手間のかかるゆり根
ゆりねは、他の野菜と一線を画す手間のかかる野菜です。
収穫までに4~6年もの歳月を要すのです。
栽培方法を要約すると、以下の通りです。
・種取り用の「木子」 (伊達さん提供写真)
ゆり根の栽培方法
①春に種用のゆり根を収穫し、鱗片に分け、寝かせると、“芽”が出る。(上記の写真)
②秋に、その芽を植えて、翌春、花のつぼみができるものの蕾を摘み取る。
③花を咲かせて、種を取ることができなくなったゆりは、株に栄養をため込み、肥大
する。
④翌春、再度、蕾を摘み、株の肥大に栄養を向ける。
⑤株の収穫と植え替えを何度か繰り返し、十分な大きさになったもの(350gくらい)を
収穫し、販売用とする。
幻の超希少種ゆり根 月光
中でも、栽培がとても難しく、とても貴重になったのが、こちらの”月光”。
まるで安納芋のような甘さがあります。
伊達さん曰く、「突き抜けるような甘さ」が鮮烈です。
一方の白銀は、「白銀の方が長く余韻のある甘さ」があるそうで、料理によって使い分けるのがおススメです。
・伊達さんのゆり根畑 収獲間際
手間暇かけて根気良く育てる、ゆり根
「なくなっても、おそらく誰も困らない作物。
コツを知って作りこめば美味しくなり、差別化ができて、とびきりのゆり根になります。
でも作業が大変なので、誰も真似をしようとしない。専業だからこそできて、片手間にはできない作物ですね。」
と、伊達さんは語ります。
元ラガーマンが育てる、ゆり根
大阪出身の伊達さんは、『一生懸命働いている姿をお子さんたちにちゃんと見せたい』と思い、就農されたそうです。
師匠の山西さんと出会い、ゆり根の美味しさに感動し、育てることを決意。
今では、月光や白銀などを安定して栽培しています。
正月に欠かせない、ゆり根
ゆり根は、正月の煮物には欠かせません。
でんぷん質が豊富で、ホクホクと甘みがあり美味しいです。
調理も難しくなく、じゃがいもと似たようにご利用いただけますが、じゃがいもより火の通りが早く、半分くらいのお時間で十分です。
醤油バターなどでも美味しいです。
おがくずと一緒にお送りします
スレ防止と遮光、湿度対策のために、おがくずと一緒に袋にお入れしてお送りいたします。
おがくずを払い落し、洗ってから調理してください。
【ご留意点】
※只今ご予約承り中です。12月中旬頃~開始予定です
一時的に同梱不可設定とさせていただいております。
【保存方法】
袋のまま野菜室で保管していただければ1ヶ月は日持ちします。
光に当てていると芽が出てきますので、なるべく日を当てずに。
【基本のお召し上がり方】
トースター(10分くらい)やオーブン、電子レンジ(4分くらい)でも調理できます。
一枚ずつはがして、炒めても美味しいです。
【産地】
北海道
【生産者】
伊達さん
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