【Story】
鹿児島県 種子島(たねがしま)産の紫芋です。
皮は白く、果肉が紫色をしている特徴があります。
鮮やかな紫色は、ポリフェノールの一種アントシアニン。
抗酸化作用などが期待できます。
アンチエイジングでも注目されています。
品種名は、種子島ゴールド。
数ある紫芋の品種の中で最も甘いです。
白く輝くような皮=金、味が金メダル、といった意味を込めて『種子島ゴールド』という名に。
(名前だけ見ると何色の芋か分かりませんが)
他の紫芋は、染料向けに開発されてきた品種が多く、そこまで甘くはありませんでした。
この芋は、見た目の鮮やかさとホクホク食感、甘さを楽しめる紫芋として品種改良されました。
りょくけん松屋銀座店でのベジデリカ(無添加の野菜惣菜)に使っていますが、色味と美味しさを両立していてハロウィーンの時期に特に喜ばれます。
・他のさつま芋より、葉が小さい種子島ゴールド/背景は島の基幹作物・サトウキビ
美味しいけれど貴重な種子島ゴールド
ただ、人気とは裏腹に、収量がとても少なく貴重な品種でもあります。
(他のさつまいもの4割から5割程度)
さらに本場の種子島でも、栽培がやや難しく、収量の少なさから育てている農家さんは少ないそう。
・赤い土の隙間から、白く輝く種子島ゴールド
貴重な種子島ゴールドを潤沢にご用意
当店では23年から販売開始。
その美味しさと貴重さに着目し、長年のお付き合いのある上妻さんにお願いして、24年から大幅に増産して育てていただきました。
ぜひ食べていただきたい、美味しい紫芋です。
・種子島ゴールドを収穫して見せてくれる上妻さん
※上記2枚の断面の写真は蒸したものです
種子島ゴールドの味の特徴
お味は、ホクホクしっとりなめらか。
甘さはほのかな感じで、皮ごと美味しいです。
上下の端っこは、やや筋っぽさもあります。
種子島ゴールドの食感
金時芋に近いイメージの食感、美味しさです。
低温でじっくり蒸すか焼いて食べるととても美味しいです。
水分が少なめなので、【蒸し】がおススメ。
もちろん、スウィートポテトなどのお菓子にもどうぞ。
・可憐な姿を見せる種子島ゴールドの花 / 中心部の色が果肉の色と同じ
種子島の安納芋の来歴
中国から沖縄を通じて、日本に伝わったさつまいも。
江戸時代の大飢饉に際して、植物学者であった青木昆陽が、関東に持ち込んだことで有名です。
沖縄と九州の間に浮かぶ種子島では、青木昆陽以前にすでにさつまいもは伝わっており、関東では、飢饉を救うために収穫量を重視したのに対して、美味しさを追求して品種改良がなされました。
各農家で、代々、自家採種して、種芋を保持し、よそのうちの芋が美味しければそれを譲ってもらったり、譲ったりして、品種が確立されました。
【大きさの混在について】
お芋の大小が混じります。
最も大きいもので1玉400g以上あります。
予めご了承ください。
【量目の目安】
◆約400g 1~4個
※画像はイメージです。
※玉数は前後します。
※サイズの大小が混在します。予めご了承ください。
【保存方法】
新聞紙などに包み、野菜室で保管してください。
熱帯が原生地ですので、寒さに弱く、常温での保存が基本なのですが、切り口から傷みやすく、気温変化の大きいところよりは、
一定の野菜室のほうが良いです。
それでも、冷やしすぎると、中身が傷みやすいので、ご留意ください。
1週間くらいで食べ切ったほうが良いです。水分が抜けて、軽くなってしまったり、切り口からとろけてしまったりします。
【基本の調理】
じっくり低温で加熱したほうが甘みが増します。
簡単!蒸し芋
・イモを洗い、キッチンペーパーに包み、ペーパーも濡らします。
・耐熱容器に入れ、電子レンジ700wで2分。
・ひっくり返し、200wほどに設定し5分で完成。
くしなどで刺して固さをお確かめください。
焼き芋
アルミホイルで包み、オーブンで180度45分ほど。(火の通り方を見極めながら)
途中で上下を転がすと良いです。
太さによって火の通りが違うので、箸を差して、通らなければ、更に焼いてください。
【産地】
鹿児島県
【生産者】
上妻さん