【Story】
ヘタ側が緑がかったオレンジみかん、あすみ
あすみは、2014年に登録された柑橘です。
スイートスプリング(≒甘夏)にトロビタオレンジを掛け合わせて生まれた”カンキツ興津46号”とコードネームの柑橘にはるみを掛け合わせて生まれた、第三世代のハイブリッド品種です。
農研機構* で育種された品種なので、全国で栽培可能ですが、いまひとつ栽培が広がっていないのは、作りづらいためでしょう。
希少品種、あすみ
栽培期間中の裂果が多く、収穫量が読みづらく、ご予約をとるのが難しい。
ヘタの周りに青みが残りやすいため、いまひとつ消費者受けが良くないためもあるかもしれません。
流通量が、まだまだ少ない希少なオレンジみかんです。
手で皮がむけて内袋ごと食べられる、あすみ
ただ、食味はとても優れています。
皮がとても薄く、ぎっしりと果肉が詰まっていて、やや皮が剥きづらくなるほど。
他のオレンジみかん同様、内袋ごと召し上がれます。
種が少々入ります。
酸味少なくとても甘い、あすみ
かなり高糖度で、生産者の大場さん曰く、糖度20度を平均でクリアする品種だそうです。
ハウスの中で私が測ったものがとても美味しかったのですが、糖度計で測ると”15.6度”だったので、
少し残念そうな顔をしていました。
・サンプルを後日計測しました
唐津で育った、あすみ
佐賀県の唐津市は、ハウスみかんのメッカ。
たくさんのビニールハウスが立ち並び、冬は、無加温のハウスで育った高糖度の柑橘がいくつも育てられています。
あすみは、決してメジャーな品種ではありませんが、美味しさは、メジャー級です。
スイートスプリングのような、プチプチした文旦類のフレーバーを隠し持ちながら、今はやりの高糖度オレンジみかんの美味しさが前面に出ている柑橘です。
珍しくて美味しいくだものがお好きな方、おすすめです。
みかん並みに機能的な栄養がある、あすみ
温州みかんに豊富に含まれる、β-クリプトキサンチンが同じくらい含まれているそうです。
(※果肉100gあたり1.66mg / 引用:農研機構)
骨粗しょう症のリスク低下や、高血糖による肝機能障害リスクの低下などが期待される、機能性の高い成分です。
【量目の目安】
◆約500g 3~4玉前後
◆約1kg 4~8玉前後
※画像はイメージです
※玉のサイズにばらつきがございます。
お入れするサイズが異なる場合がございます。
【ご留意点】
・玉のサイズにバラつきがございます。
・皮の表面にキズがあるものがございます。中身には問題ございません。
*農研機構とは
・・・国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 が、正式な法人名。
農林水産省所管の国立研究開発法人。食料、農業、農村に関する研究機関です。
あすみが作られたのは、農研機構 果樹研究所 カンキツ研究興津拠点
農研機構で生み出された農作物では、シャインマスカット、ふじ、不知火、べにあずま、などが有名。
【保存方法】
酸味が少なく、糖度が高いのでお日持ちがあまりしません。
袋に入れて野菜室に保管し、なるべくお早めにお召し上がりください。
【基本のお召し上がり方】
手で皮がむけます。
内袋も薄いのでそのままお召し上がりいただけます。
【産地】
佐賀県
【生産者】
大場さん

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